2022年感謝祭のアメリカで買ったもの

 2022年のアメリ旅行記、食事編です。

 ブラックフライデーセールの恩恵はあったりなかったり。ちょうど円安がかなり進んでいた時期だったし。

 

お菓子、食材

 外国へ行くと市場やスーパーマーケットに行くのが好き。陳列の仕方が日本と全然違ったり、そもそも見たことのない食材が売ってたりして何を見ても楽しい。アメリカでは粉物を買いがち。アメリカのチョコレートはいまいちな気がするけど今回買ってみたタブレットはどれもおいしかった。

 

これはイランとアルメニア食料品店での収穫。わたしにしてはあまり買っていない方な気がする。イランのベーシックなナンことサンギャクを乾かしてクリスピーにしたものを見つけ、友人へのお土産として買った。あとはチャイや薔薇ジャム、ハルヴァという中東菓子にイラン料理に欠かせない系のスパイスなど。手前のGolparはハナウド系のスパイスで、英語でのスパイス名もPersian hogweedとまさにイラン特有のものではないかと思う。匂いがかなり強くて単体では悪臭とも言えそうなのだけど、柘榴の実に振りかけて食べるとなかなかどうしてこれがおいしくなる。

 

買っている最中は楽しいのだけど、旅先で食料を買い込みがちな癖は直した方がいいと我ながら思う。当たり外れで凹んだり、家にストックが大量にあると早く消費せねばと強迫的に感じてしまう性格なので。旅を何年やっているんだという話。心に留めたい。

 

全く後悔していないのはサンギャクです。買ったのは五枚。一枚一枚が大きいから、重量がすごかった。ヘヴィーなナンを肩に下げながらLAの街を歩いたのは今では良い思い出。

ぺっちゃんが見てる

鋏で切ってから冷凍するのはイランのおじいちゃん、おばあちゃんから学んだ

アルメニアパンも持ち帰った。ミートソースに似たものが乗っているラフマジュンと、もう一種類はチーズが包まれたボレクというもの(正しい発音が分からないが)。

 

 

お洋服

BODE〜!!!アメリカへ行くならBODEで服を買うと決めていた。メンズ服なのにどこか可愛らしくてクラフト感があって、それでいて野暮ったくないデザインが多い、大好きなブランド。東京のセレクトショップでは見られない数の一着一着に感動しながら、選んだのはシンプルなニット。シンプルだけど内側にひっそりロゴが編まれていたり、前が三箇所毛糸のリボン留めになっているのがかわいいのです。

ショップも本当に最高でさ…。何物か分からない外観で、中に足を踏み入れるとスッと背筋が伸びて、それなのに深く呼吸出来るような、落ち着いた空気が流れていた。オアシスだ。ここに辿り着くまでの長い道のりを、砂漠の中歩いてやってくることが出来そうな、そんな目的地。



 

BODEをはじめ、メルローズではいくつかのショップをホッピングした。Re/Doneでは欲しいデニムが見つからず(夫がオムプリのパンツを店員さんに褒められていた)、セカンドハンドショップのThe RealRealではThe Rowのスリッポンとペールブルーのカシミヤセーターを最後まで悩んで買わなかったりした。

 

その後にシルバーレイクにあるMohawk General Storeへ。ブラックフライデーで25%ディスカウントというのをInstagramで見ていたので。

MARIA STANLEYのモヘアカーディガンはわたし好みの短めの丈で、ピンクとブラウンの中間色が気に入って。

追加BODEを買いました…。これは夫が一目惚れして共用ということで買った。インターネットで見ていたよりも実物が遥かにかわいい。春にめちゃくちゃ活躍しそう。会計をしてくれた店員さんとBODEのショップ行ったの?めちゃくちゃ美しいよね、あそこ、という会話をした。彼は接客中も歌ったりしていて楽しい人だった。

SOPHIE BUHAIのパールネックレスはディスカウント対象外だったのだけど、ずっと欲しかったしアメリカに来たらアメリカのブランドの品を買いたいよね、と言い訳を添えて。パールを結ぶ黒色の糸が良い塩梅でアクセントになっている。セレモニー感がなくてモードで、でも尖りすぎていない上品なパールネックレス。

 

アメリカでは本屋に縁がない。今回も買ったのは二冊だけ。でも思い出深い二冊になった。イラン系書店で、ファッロハンデ・アーガーイーの評伝(まだ読んでいないので恐らく…)、スィーミン・ダーネシュヴァルの『サヴーシューン』を選んだ。読むためのまとまった時間が出来たらいいのだけど。

 

お買い物編は以上です。写真や旅行記と同じように、旅の思い出を反映する行為。