2022年感謝祭のアメリカで食べたもの - 白い柩のような二羽の鳩

　2022年のアメリカ旅行記、食事編です。

　わたしは別にアメリカの食文化について何か語れるほどの知識があるわけではないので、個人的な感想と印象と思い出を書き連ねていきます。

アリゾナにて

・メキシカンダイナー

空港に到着して家へ向かう道中、グランパがおすすめのメキシカンがあると言って寄ったダイナー。雰囲気はファミレスみたいな感じだろうか。タコスとライスとフリホーレスがワンプレートになった一皿を選択。サイドにサラダを選んだら、クリスプサラダワークスぐらいの大きさのサラダが出てきた（サイドとは？）。タコスが大好きなので自分はメキシコ料理が好物なのだと思っていたけど、初めて食べるフリホーレスが全然だめだった…。なんかしょっぱくてしゃばしゃばしたあんこという感じで…。そういえばアボカドも嫌いだしな、所詮〇〇料理と言ってもその一面しか見ていないのだと反省した。この一回しかメキシコ料理は食べなかったけど、国境が近いからかメキシカンレストランはどこにでもあった。

www.ontheborder.com

・ステーキハウス

グランパたちがワシントン州に住んでいた時にはFamous Dave'sというステーキハウスに連れて行ってもらったことがある。ロッジ風の建物に、大きな熊の木彫り像があって、バックリブがおいしくて大好きだった。アリゾナでは行けないのかなと思っていたが、TEXAS ROAD HOUSEという別のステーキハウスに行く機会があった。ここも似た雰囲気で、天井から吊り下げられた大きなモニターではアメフトの試合をやっていて、店員さんも明るくハキハキしていて楽しい雰囲気だった。

ちなみに夫は学生の頃に何度か行ったことがあるらしい。無限提供のパンがおいしいと教えてくれた。そのパンは、甘くてしっとりしていて、シナモン風味のホイップバターを付けて食べると、ステーキの前に満足しそうなくらい確かにおいしかった。

わたしはこういうお店で食べるBBQソースのバックリブが大好きなのでね。ハーフサイズを頼んだものの、全く食べ切れる大きさではないので半分持ち帰った。何でも持ち帰らせてくれる文化はいいと思う。今は食べられないけど残したくはない、後で食べたい、ということあるでしょう。夕飯を作るの面倒くさいとか。そしてグランパがサイドに選んだサラダはやっぱりクリスプサラダワークスサイズだった。

http://www.texasroadhouse.com/

・ホットドッグとステーキ

This is so Americaを感じた日。昼寝をしていて起こされたらホットドッグの準備が出来ていた。この国では男はグリルを操る。グランパはドイツ系なのでソーセージにはこだわりがあるとかで、写真奥の太いちょっと変わったやつを食べた。そして夜にはグランパがこれまたグリルで焼いてくれたステーキ。塩とレモン胡椒のみのシンプルさ。肉の味が強くしておいしかった。ステーキが毎度顔の大きさで、そんなに食べれないよというやりとりを必ずする。

・ピクニックサンドイッチとTrail Mix

植物園へ行った日、サンドイッチを作って持って行った。パンとハムと、オプションでチーズとマヨネーズ。シンプルで実にいいですね。淡白な味も大好き。あとTrail Mixというナッツとドライフルーツとチョコレートが混ざったおやつを一人一袋持たされた。グランパが大好きなんだけど、なんでTrailという名前なんだろうと思ったら、ハイキングなどに適した間食みたいな感じらしい。まさにピクニックに最適でしたね。

・サンドイッチ

買い物の帰りに寄ったサンドイッチ店。店内が消防署風でテーブルがダルメシアン柄なのがかわいかった。元消防士が立ち上げたんだとか。平日の郊外、お客さんは少なくて気だるい空気が流れているのもよかった。

サイドのチップスは棚から好きなのを一つ選んで取る方式。日本にも来てほしいなと思うけど、サブウェイみたいにだんだん種類が減ったり野菜の追加が制限されたりしたら悲しい…。野菜をケチらず分厚いサンドイッチを食べさせて…。

www.firehousesubs.com

・チキンポットパイ

マイクロウェーブで簡単なやつ。袋に入ったままチン出来るベーコンも朝食に何度か食べた。袋の中に油を吸収する紙も入っていて、仕上がりは完璧なカリカリベーコン。マイクロウェーブへの信頼がすごいと思う。日本もそうか。

・感謝祭ディナーは14時から

お隣さん宅で一緒に食べることになっていた。彼女もシニアで一人暮らし、用意はさぞ大変だったのではないかと思う。七面鳥ってイランでしか食べたことないから、サンクスギヴィングのターキーは楽しみだった。解体（と言っていいのだろうか）が電鋸みたいな道具で行われていてちょっと物騒だった。ターキーの他はターキーの中身の具、グリーンビーンキャセロール、マッシュポテト、パンやピクルスだった。食事の前にお祈りを唱えてアーメンと言うやつを初めてやった。

食後にはパンプキンパイとチェリーパイが用意されていて、わたしはチェリーパイを食べた。甘酸っぱさがおいしくてレフトオーバーを翌朝も食べた。

・空港のワッフル

今回はアメリカン航空を使ったのだけど、期待はしていなかったもののそれ以上に機内食が毎回おいしくなく、搭乗前の羽田空港で食べた食事も微妙だった。だから空港でおいしいものにはありつけないのだという諦めをもってアリゾナを発つ飛行機を待つことにしたのですが、たまたま入ったお店で食べたワッフルが最高においしかった。「空港の食事はまずい」を覆してくれたことに夫と二人でテンションが上がってしまい、我が家もワッフルメーカーを導入しようということになった。

mattsbigbreakfast.com

ロサンゼルスにて

・念願のIn-N-Out Burger

日本で話題になっていたからというより、前々より義祖父母から「イチバンオイシイハンバーガー」と聞かされていて、期待が膨らんでいたIn-N-Out。アリゾナ滞在中には食べられなかったので、LAへ移動してきた日の夜に食べに行った。初めてだけどわたしはポテトをwell-doneにしてもらった。じゃがビーみたいな食感でおいしかったけど、先に読んでいたアメリカのサイトでのレビューでは「揚げていない冷凍ポテトみたいで最悪」と言ってる人が多かったので好みは分かれるのだろう。ハンバーガーもおいしかったです。こういったシンプルで実直な感じのお店がどんどん増えればいいですね。

・かわいいベーグル屋さん

今回の滞在で楽しみにしていたイベントの一つがこのCourage Bagelsでの食事。クリームイエローとブルーのコントラストがかわいいお店で、同じ色のスウェットとキャップも販売していた（買えばよかったなとちょっと後悔している）。

ここのベーグルはぎゅっとしたタイプではなくて、外側はザクっガリっとしていて内側は気泡が多くてもちもちしたタイプ。これはカナダのモントリオール発祥のタイプらしい。わたしはEverythingベーグルにサーモンとクリームチーズ、トマトが乗ったもの、夫はプレーンベーグルにクリームチーズのみのものを注文。こういうところで性格の違いが出る。

朝早く行ったら並ばずに買えたけど、昼に近づくにつれて列が長くなるみたい。食事席は外にしかないので雨じゃなくてよかった。朝は結構冷えたけど、朝日がだんだんと高くなるのを見ながら待つ時間も気持ちよかった。

couragebagels.com

・テヘランジェルスでイラン料理

LA滞在はテヘランジェルスが一番の目的だったので、食事場所もあらかじめいくつかピックアップしておいた。結局時間が限られているので簡単にカジュアルに食事出来そうな場所でここをチョイス。わたしはゴルメサブズィーとゲイメにおこげライス、夫は鶏のキャバーブを注文。わたしの煮込み料理もおいしかったけど、ここはキャバーブの方がおいしいかもしれない。