イラン暦1401年デイ月
年末年始のどたばたをやり過ごして気が抜けて、ほんの少しのんびりするだけの気持ちだったのに、あっという間に時間が経っていた。本当はもうデイ月は終わっている。昨年末は特に食欲がバグってしまっていて(本当にバグという言葉でしか言い表せない)、食べ物のことばかり考えていたし、実際にいろんなところへ行ってはおいしいものをじゃんじゃん食べていた。そんなわけでほとんどが食べ物の写真な月記ですが、先に食べ物以外の話をしましょうか。
ひとつ前のブログでもBODEのお洋服を買ったと書いたのですが、日本へ帰国してまた買ってしまいましてね…。これは出会いで、運命だったので仕方がないのです。年代物の美しい刺繍クロスを再利用したOOAK(one-of-a-kind)のシャツを見つけてしまって。
この上に上着を着るのがもったいないなと思ってまだクローゼットで控えている。これを着るためだけに暖かくなってほしいと思う。
同じ日にセールになっていたニットとホワイトデニムも買った。一日に何着も買い物をするのは何年ぶりだろうか。衝動買いというわけではなくて、どちらも前々から欲しいと思っていたアイテムなので良い買い納めだったと言える。新宿にいたので、新宿御苑近くに移転したParkerでアイスを食べて休憩をした。大きな窓ガラスから西日がこれでもかというくらい差して暑いくらいの日だったと思う。
あとはインナーにする薄手のカットソーやニットと、色違いで揃えた靴下を何足か買った月だった。こういったものはいざと思わないとなかなか買えない。買うと重宝するのだけど。
アメリカから持ち帰ったSconeage Bakeryのグラノーラが食感がよくて(わたしはミルクやヨーグルトをかけずに食べるので…)、しっかり焼かれていて好きな味だった。全部食べ終えたら同じ材料で試しに作ってみたいと思っている。
同じくアメリカ土産、チョコリーブと名付けられた、オリーブの色形をしたチョコレートは見た目のかわいらしさに反して味は微妙だった…。なんというかすごく甘くて、砂糖をかじっているような気分にさせられた。人へのお土産に渡さなくて良かった…。
期間が終了する間際、ぎりぎりで買えたアンジェリーナの和栗のモンブラン。うれしいデミサイズ。
サーモンを買って、クリームチーズを自作した記録。
母から突然送られてきたのは、母の友人の実家で収穫したという柿と柚子と、家族で通うケーキ屋さんの焼き菓子。その友人はわたしたち夫婦のことを「小鳥夫婦」と呼んでいるらしい。母が小鳥の番みたいに仲良しなのよ、という話をしているとかで。
その柚子を使って鰆の幽庵焼きと鴨南蛮うどん。
自炊で言うと、有元葉子さんレシピでくたくたブロッコリーのアンチョビパスタを気に入って何度も作っていた。シンプルにおいしい。よく冷やしたクスクスのサラダを一緒に。
年に一度しかしない気がするおでん。百貨店の地下などに入っている、おでん種専門店で夫とそれぞれ好きなものを選んで買うのが楽しい。
かぼちゃのリゾット。カリカリにしたベーコンを乗せると塩気がちょうど良くなったのでおすすめ。
冬至の夜は夫婦二人の慰労会。場所は大好きなコムアラメゾン。鳥インフルエンザが流行る中、滑り込みの鴨に出会えてとてもラッキーだった。最初から最後まで気持ちよく過ごせる居心地のいい唯一無二のお店。いつも同じ味が食べられる安心感。
クリスマスは買い出しに出かけて、あとは家でゆっくり料理をして過ごした。買い出しは目白のPastificio del gattoへ初訪問。雰囲気もかわいいし、置いている食材のチョイスも素敵で通おうと決めた。ところどころに猫の置物やぬいぐるみが隠れていた。ペポーゾ with ポレンタを作った他はブッラータやサラミ、レンズ豆のサラダなど。一年に一度だけクリスマスに自分で焼くガトーショコラが一番大好き。
好きな店ことbuikとTeishoku 美松にも何度か行った月だった。buikではラム酒漬けフルーツケーキをテイクアウトして、家でもなんとなく冬のホリデー気分を味わえた。
これは本棚近くの席に座れてうれしかった日の写真。店先にさつまいもがいてかわいかった。
ぺっちゃんにはクリスマスに雀のぬいぐるみをプレゼント。少し触れると鳴き声が出るようになっていて、仕事中に「ピーチチチ」と聞こえると、ぺっちゃんと雀の様子にほっこりする。2022年も一年いろんな表情を見せてくれたあなたが大好きだよ。
ではまたすぐに、次の月記で。