イラン料理記#3 レンズ豆のポロウ عدس پلو

2023年7月22日(土)晴れ(これは料理した日)

 

今回はシンプルなポロウです。すごくシンプルなのに、レーズンのアクセントが味に楽しさを加えてくれる(と思っています)。派手さはないけど、イランのおばあちゃんが作ってくれる日にはすごく喜んだ記憶があります。

イランのおばあちゃん流に、一緒にこれまたシンプルな卵焼きを添えました。

 

 

 

レンズ豆のポロウ

材料(2人分)

  • バスマティライス*1 1カップ
  • レンズ豆  1/4カップ
  • 玉ねぎ  1/4個
  • レーズン  1/4カップ
  • シナモンパウダー  適量
  • 塩  適量
  • バター 大さじ1
  • 植物油  適量
  • 水、湯  適量

 

工程

①玉ねぎをみじん切りにする。レーズンは水に浸しておく。*2

 

②レンズ豆を茹でる。

 小鍋に水とレンズ豆を入れ火にかけ、15分ほど茹でる(あとで蒸すので固めでOK)。茹で終えたら湯を切る。*3

 

③米を茹でる。*4

 鍋に湯を沸かし、パスタを茹でる際と同じくらいの塩を入れる。そこに米を入れ、スプーンで数回混ぜる。米が数粒浮いてきたら食べてみて食感がアルデンテぐらいになっていることを確認する。

 

④米の湯を切る。

 米を茹でている鍋を火からおろし、湯切りをする。 

 

⑤米を蒸す。

 新しい鍋、もしくは洗った鍋に、底を覆うくらいの油を入れて強中火にかける。十分に温まったら米の一部を投入し、次にレンズ豆の一部を重ねる。米とレンズ豆を交互に重ね、最後に山型に成形し中心に穴を開ける。布巾を巻いた蓋を被せ、鍋底からパチパチという音がしてきたら弱火にし45分〜1時間半ほど蒸す。

 

⑥レーズンのトッピングを作る。

 小鍋にバターを溶かし、玉ねぎを加えて炒める。焦げないようにしつつ、キャラメリゼを目指して炒めるといい。水気を切ったレーズンとシナモンパウダーを加え軽く炒めたら、火を止めて完成。

 

⑦シンプルな卵焼きを作る。

 卵をよく混ぜ塩を加える。多めの油を引きよく熱したフライパンに卵をすべて投入する。揚げ焼きにするような気持ちで卵を焼く。

 

⑧蒸し終わったポロウの上にレーズンと卵焼きを乗せたら完成。

 

 

これは昔おばあちゃんが作ってくれたポロウ。おいしそうでしょう?おいしいんだよ。

 

今日のメモ

メモ:レーズンと米

日本で育った人間からすると、米とレーズンの組み合わせってびっくりするかなと思うのですが(しかもバターとシナモンまで!)、これがなかなかどうしておいしいのです。イラン料理には他にもレーズンを使うポロウもあるし、チェリーを使った煮込みや米料理もあり、果物を食事として調理するのはいたって普通な印象です。

 

メモ:材料とアレンジ

  • 追加するなら

イランのおばあちゃんが作ってくれたのは、このレシピのようなシンプルなものでしたが、肉を入れるというレシピも存在するようです。その場合は各種ひき肉を使うのがいいみたいです。

  • スパイス

お好みで(肉を入れる場合は特に)スパイスを加えてもいいでしょう。ターメリックやクミンが合うのかな。

 

 

次は煮込み料理にまた挑戦したいと思います。料理を通してもイランに思いを馳せる日々です。

*1:今回いつもと違う店でいつもと違う品種を買ったらお米の味が少し微妙でした…。日本で買えるバスマティでおいしいもの、東京でおすすめのお店などあれば教えてください。

*2:オイルでコーティングしてあるタイプは特によく洗うとよさそうです。

*3:日本ではすぐに煮えるので水には浸しませんが、イランは特に火が通るのに時間がかかる土地なので、レンズ豆でさえ事前に水に浸していました。

*4:炊き方は以前の料理記も参考に。

meigukhnm.hatenablog.com