イラン暦1400年ホルダード月9日
東京はひと月まるまる緊急事態宣言が出されていましたね。なかなか外へ出ることが出来なくて辛かった…。通院や用事で外出したときについでに外食や買い物をするぐらいでしたが、晴れた日には樹々の緑や食事を楽しみました。
ベランダで過ごした日々
元々わたしは外出してエネルギーを発散させたいタイプで、さらに日光を浴びてセロトニンを摂取するのも重要と思っているので、GWはどこにも行けない&新緑の時期もステイホームな今月は夫がこまめにベランダで食事しようと提案してくれた。
パンケーキを食べたり
ここで勉強もしたり。
もう少し便利な場所に引っ越したいなと思うこともあるけど、今の家のベランダは捨てがたいよなぁと思ったのでした。
買ったもの
出かける機会がないのもあって服を全然買ってない。気分の上がる下着でも買おうかなぁというくらい。先日オレンジの花についてブログに書きましたが、なんだか最近は無性にオレンジ色の服が欲しい。cabanのタイル柄ノースリーブニットとカーディガンが欲しくてずっと悩んでいる。
・NEPLAのデニム
ベージュのパンツは初めて買うかもしれない。身長が低くてもギリギリ丈を詰めなくていいサイズ。ハイウエストでベルトできゅっと締めて履きます。
・ロイヤルコペンハーゲンのティーセット
両親からもらった新居祝いで何を買おうかずっと迷っていて、夫と話した末ようやく決定。ティーカップとコーヒーカップ、デザートプレートを数客・数枚ずつ買いました。いくつかある中から選ばせてもらった。手書きでひとつひとつ表情が異なるので選ぶのも楽しかったな。
今度お茶をしたときに写真を撮ろうと思います。
食べたもの/作ったもの
・バターチキンカレー
Dancyuに載っていたレシピで。冷凍保存していた青唐辛子をやっと使えた!
・ラザニアとミートソースパスタ
夫の大好物ラザニアを作った時のあまりでパスタも。湯河原の大好きなお店でおいしいパスタを食べたいなぁ。
・巣鴨 菊谷のお蕎麦
大好きなお店です。お蕎麦以外の一品料理もどれもおいしいのでおすすめ。
・YAUMAYで点心など
初めて行ったんだけど大好きになった。空間も料理も好み。ハニーローストポークと、半人前ずつ頼んだ冷やし中華が特においしかったです。
・お米屋さんからのお裾分け わらびと米粉
いつも決まったお米屋さんで能登で作られているお米を買っています。たまにお米のサンプルをもらったりするのだけど、今月は商品開発中の米粉とわらびをお裾分けしてもらったので、米粉でマフィンを、わらびは天ぷらにして食べた。
・塩キャラメルポップコーン
スーパーで見つけて買ったんだけどめちゃくちゃおいしい。見つけたら買ってください。
・仙太郎の抹茶水羊羹
抹茶味のものが好きすぎる。季節の終わりに滑り込みで間に合ってよかった。
読んだもの/観たもの/聴いたもの
・アーザル・ナフィースィー『テヘランでロリータを読む』
読みたい本は尽きることがないけれど、なるべく持っている本を消化してから、と思って今はこれを読んでいる。
・commmon room
仲良しの後輩からイラン旅行記を教えてもらって読んだのがきっかけなんだけど、ファッションから仕事から哲学から色んな事柄についての会話を文字に起こしているメディア(と呼ぶのが正解なのかな?)。めちゃくちゃ面白い。いつか会話に入ってみたいなと夢想したりします。紹介されている本がどれも読みたくなっちゃう。
・Feng Suave
ベランダのお供によく聴いてたな。
6月は夫の誕生日!盛大にお祝いするぞ〜。
آن روزها رفتند
آن روزهای خوب
آن روزهای سالم سرشار
آن آسمانهای پر از پولک
آن شاخساران پر از گیلاس
آن خانههای تکیهداده در حفاظ سبز پیچکها به یکدیگر
آن بامهای بادبادکهای بازیگوش
آن کوچههای گیج از عطر اقاقیها
فروغ فرخزاد، آن روزها
あの日々は行ってしまった
あの良い日々は
あの溢れんばかりのすこやかな日々は
スパンコールでいっぱいのあの空たちは
さくらんぼでいっぱいのあの枝たちは
蔦の緑にまもられて互いにもたれかかるあの家たちは
いたずらっぽい凧たちのあの屋根たちは
アカシアの香りに眩暈のするあの小路たちは
フォルーグ・ファッロフザード「あの日々」
地元にはニセアカシアの木がたくさん植えられていてこの時期になると毎年母からアカシアが咲いたよと連絡が来る。近所の公園から家まで花の香りが漂ってくるそう。大阪や東京では木自体をあまり見かけない気がする。地元を離れてから久しく花を見ていない、香りも思い出せない。
— meigu (@mkrn829) 2021年5月16日
イランの詩人フォルーグ・ファッロフザードはいくつかの作品の中でアカシアを用いている。「アカシアの香りで眩暈がしそうな小路」は幼少期を想起させるフレーズとして。実際に彼女の生家の周りにはニセアカシアの木がたくさんあったそう。「アカシアの花房」は花嫁を喩える。
— meigu (@mkrn829) 2021年5月16日
百合がハーフェズの花であったようにフォルーグの花はニセアカシアの花だった。そういえばずっと同じ町で育って住み続けている母にとっても人生を象徴するような香りを持つ花なのだろうと思う。
— meigu (@mkrn829) 2021年5月16日